20代前半の頃は「新人」の役割を全うすればよかったものの、そうは言っていられなくなるのが、部下も上司もいる30代。
コミュニケーションの取り方に戸惑うことも多いのではないでしょうか。
30代半ばの中堅世代である私も、後輩にどのくらい気を使うべきなのか、どこからは厳しくするべきなのかを迷うことがあります。
というわけで今回は、私が年下の後輩社員と接する際に、できるだけ気を付けていることをまとめてみます!
業務上で気を付けていること
まずは、仕事を遂行する上で気を付けていることです。
主に気を付けているのは
- 意識的に褒める
- 「私のやり方」は伝えるけど、それを強制はしない
- 返答はなるべく早くする
ことです。
それぞれ解説していきます。
意識的に褒める
自分が新人であった時のことを思い返してみると、先輩からの褒め言葉は大きな自信につながっていると感じます。
何も言わないと「機嫌悪いかな?」「あの先輩、私のことあんまり好きじゃなさそう」と勝手に思われてしまうリスクもあるからこそ、良いところはどんどん伝えるようにしています。
「私のやり方」は伝えるけど、それを強制はしない
どんな仕事にも、一定のフローやルールがあると思います。
それを守ったうえで、それ以上の工夫や素早さ、正確性などが求められる場合は、「私はこういうふうにやってみたよ」「結果的にこうなったよ」といったことは、後輩社員にも伝えます。
でも、「私と同じやり方でやって!」とは言いません。
ヒントとしては参考にしてもらうけれど、実際にどのように進めるかは後輩社員に任せています。
そのほうが、私だけでは気づけなかった、フローにおける無駄な個所や工夫も生まれると思っています。
返答はなるべく早くする
後輩社員から質問や連絡があった際は、できる限り即答するようにしています!
- 「待つ」というムダな時間を使わせたくない
- 「忙しいかも…」と気を使わせたくない
- 「忙しいかも…」と気を使わせたことにより、その後質問や連絡がしづらくなることを避けたい
といった理由からです。
これは、もちろん後輩のためという意味もあるのですが、仕事のためでもあります。
仕事を進めるうえでの目的は「何かしらのプロジェクトをよりよく完遂すること」だと思うので、そのためにデメリットとなることを避けるようにしています。
手を離せない業務をしていない限りは、5分以内には返答しています。
飲み会や雑談中に気を付けていること
業務中よりも気を抜きがちな飲み会や雑談中には、
- 昔話はしない
- 自虐はしない
- 同僚の悪口や愚痴は言わない
- 食事は、時々多めに出す
- 30代に失望を抱かせないようにする
- 年齢は気にせずに接する
など、業務中以上に気を付けていることが多くあります。
お酒が入っているときは、ついつい余計なことやくだらないことを言ってしまうので、気を付けるようにしています。
昔話はしない
「私が新入社員だったころは~」などから始まる延々と続く昔話…
つまらないし、「今は時代が違う」と思ってしまいますね。
30代になり、そういう話をしたくなる気持ちもわかるようになってきましたが、だからこそ意識的に控えるようにしています。
参考になる話や、ちょっとした笑える小ネタなら、全然問題ないと思います!
自虐はしない
「30歳超えるともう流行りとかわからないよ~」とか「体力的にきつい…」とか、私もよく言ってしまいます。
でも、後輩社員からすると「そんなことないですよ」とかしか返答できなくなりますよね。
こちらは当然のことのように言った言葉でも、周りに気を使わせてしまう可能性があるので注意しています。
同僚の悪口や愚痴は言わない
後輩社員との仲も深まってくると、ちょっとした仕事の愚痴や同僚へ感じていることなどを言いたくなる時も来ると思います。
でも、「先輩社員の愚痴や同僚への意見」が、思ったより大事に捉えられてしまうということも少なくないはず!
「○○さんは、データ入力に時間がかかるから、ちょっと困ってるんだよね。」くらいの話が、「○○さんって基本的な仕事も全然できないらしいよ!」と噂が回る可能性もあります。
また、会社への愚痴は、後輩社員にとって「この会社で続けていっていいのか」という不安の種になることもあるため、できるだけ言わないようにしています。
食事は、時々多めに出す
後輩社員と食事に行くときに、私の場合は全額ごちそうするということはほとんどありません。
あるとしても、1年に1回くらいでしょうか…。
これは単純に、毎回おごっていると私の懐事情がきつくなる&「お金がかかるから食事に行くのはやめよう」と考えてコミュニケーションの機会が少なくなるからです。
ちなみに、後輩社員を自分から飲み会やランチなどに誘うこと自体があまりないです。
30代に失望を抱かせないようにする
「自虐をしない」にも通じるのですが、どうせなら20代の後輩社員に「30代って楽しそうだなぁ」と思えるような先輩でありたいと思っています。
そのために無理して言動を変えるようなことはありませんが、「あの人、仕事もプライベートもつまらなさそうで、何を原動力に生きてるんだろ…」とは思われないようにしています。
年齢は気にせずに接する
最後に、いろいろ気を付けてはいますが、何よりも意識しているのは「20代だから」「30代だから」という年齢を気にしないようにすることです。
この記事を書いている時点で年齢を意識している部分はあるのですが、仕事において年齢は、一つの基準でしかないと思っています。
「年齢」と「経験値」や「仕事のうまさ」「責任感」は必ずしも比例するものではないので、「年下の社員には〇〇をしてあげなきゃ」「年上だから〇〇ができるようにならないと」などは思わないようにしています。
まとめ
30代独身女性で会社員の私が、20代の後輩社員と関わる際に意識していることをまとめてみました!
後輩社員との付き合い方に戸惑っている方の参考になればうれしいです。