WEBライターに向いている人・向いていない人とは?【採用・教育担当が教えます】

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ライター
  • WEBライターに興味があるけれど、自分に向いているのかな?
  • なんとなくライティング業務を行っているけれど、向いていない気がする…

今回は、そんな方に向けた記事です。

企業で編集者としてライターの教育・管理を行っている私が、これまで数十人のライターを見てきた経験から「WEBライターに向いている人・向いていない人」まとめてみます。

この記事を読むことで、

  • 自分に向いていそうだからライターを始めてみよう!
  • 「向いていない」と感じたのは、案件(クライアント)が大きな原因かも!別案件を試してみよう!

と思うきっかけになるかも。

今後のライター生活を送るうえでの参考にしてもらえれば幸いです。

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WEBライターに向いている人

では、早速WEBライターに向いている人を考えていきましょう。

時間や場所に縛られにくく自由に仕事ができる職業だからこそ、自主的で自律した行動ができることが大事です。

ユーザー・クライアント双方の目線で考えられる

ライター職の多くは、商業ライターと呼ばれる「クライアントに代わって記事を書くライター」です。

つまりクライアントは、第三者(ユーザー)に向けた記事を、何かの目的のために自分の代わりに書いてほしがっている状況。

そのため

  • どんな記事を書けばユーザーにとって価値のある情報になるのか(ユーザー目線)
  • クライアントは、ユーザーに何を伝えたいのか(クライアント目線)

この両方の視点を持って記事を書ける人は、ライターに向いているといえます。

フィードバックを受け入れられる

自分が精魂込めて書いた文章を修正されたり、否定されたりすることは、時にとてもストレスです!

でも、多くの人に見てもらう文章だからこそ、第三者からの意見はとても大事。

フィードバックを受け入れて、次に生かせる人は、ライターとしてどんどん伸びていきます。

スケジュール管理ができる

執筆作業をしていると「気づいたら恐ろしいほど時間が過ぎていた!!」ということが、まあまああります。

そして、時間を管理してくれるような上司は、多くの場合いません。

納品できる数が少なくなれば、その分収入も減りますし、納期に遅れればクライアントから契約を切られることもあります。

だからこそ、自分でスケジュールを決めて、その通りに動けるスキルはとても大事だと思います。

案件のボリュームによって執筆時間もまちまちだからこそ、あらかじめ依頼内容を把握してスケジュールを考えておくといった、先読み能力も大切になります。

細かいことに気づきを持てる

ちょっとしたニュアンスの違いや、誤字脱字など、細かい部分にまで気を配れるライターは重宝されます。

「で」と「では」、「に」と「が」の違いで印象が全く異なることがある執筆作業だからこそ、細部まで精査して執筆をしてくれる細やかさは、ライターにとって必要なスキルだと思います。

1人で黙々と仕事に取り組める

大半の場合、ライターは時間や場所にとらわれず、一人で仕事をすることができます。

これがメリットではあるのですが、「1人だとだらけてしまう…」「世間話や軽い愚痴を言える環境がないと仕事がつらい」という人もいるはず。

もちろん、こういう人でもライティング業務をすることはできますが、どちらがよりライターに向いているかと言えば、1人でも黙々と執筆作業をできる人だと思います。

文章を書くことが好き

当然ですが「文章を書くことがつらくて仕方ない!」という人は、ライターに向いているとは言えないですね。

好きじゃないことにスキルアップの時間を使うのはもったいないと思います。

文章を書くことが好きであれば、ライティングの勉強をするのも黙々と執筆に取り組むのも少ないストレスでできるため、ライターに向いていると言えるでしょう。

WEBライターに向いていない人

まず大前提として、上述した「向いている人」の特徴の正反対の特徴を持つ人は、ライターには向いていないと考えています。

  • 修正やフィードバックを受けることに強い抵抗感がある
  • スケジュール管理ができず、納期に遅れがち
  • 1人で仕事をするのがつらい
  • そもそも文章を書くことが好きではない

といったタイプですね。

そのほかに、私がライターに向いていないと感じるのは以下の2タイプです。

自己主張が強すぎる

ブロガーやエッセイストであれば、全然問題ないんですが、商業ライターとなると話は別。

自己主張にもいくつか種類はありますが

  • 自分と異なる意見は書きたくない
  • 特徴的な文章表現をする

といった人は、商業ライターには向いていないんじゃないかなぁと思います。

それは、先ほど書いた「 ユーザー・クライアント双方の目線」での文章を書くことが難しいからです。

確固たる意志があって、自分を主体とした文章を書きたい人は、商業ライターではなくブロガーやエッセイストなどを目指したほうが良いと思います。

もしくは、ぴったりと合致する数少ないクライアントを見つけるか、ですね。

タッチタイピングが全くできない

現代のライター職は、パソコンで執筆をする場合がほとんど!

執筆作業はもちろん、執筆の元となるインタビュー音源の書き起こしなどもする必要があるため、ある程度のタイピングスキルは必要です。

中には「タッチタイピングができないけどライターで飯食っている」という強者もいますが、なかなかの少数派。

「文章力に自信はあるけどタイピングができない!」という人は、WEB上の無料タイピングゲームなどを使ってタイピングをマスターしましょう!

教育・管理をしてきたからこそ思う、WEBライターとしての適正

いかがでしたか?

「自分はライターに向いている!」と思ったでしょうか?

それとも「あんまり向いていないかも…」と思ったでしょうか。

私は、ライターの管理・教育をする立場として、ライター未経験の方から、数十年のキャリアを持つ方まで、何人ものライターを見てきました。

その中で経験豊富なライターさんから「『家で仕事ができる』とか『時間に拘束されない』とか、そんな理由でライターを目指す人が書いた文章はひどい」と、愚痴られたことがあります。

実際にひどいかどうかは置いておいて(ひどくない人も、もちろんいる)

  • 家で仕事ができる
  • 旅行しながら仕事ができる
  • 時間に拘束されない

このあたりのライターのメリットだけを見てライターになった人は、実際にライターを経験してみても「長くは続かない」というのが、私としても感じるところです。

「文章を書く」ことは、日本で義務教育を受けていれば誰でも経験してきたことです。

そして最近では、AIチャットできれいな文章が一瞬で出来上がります。

そのため、ライターという仕事は一見楽に見えるかもしれません。

でも実際に仕事にしてみるとそのギャップに苦しむ、という人が多い気がします。

だからこそ、WEBライターとはどういう職業なのか?を知ったうえで、ライターを目指すことが継続するための近道になると思います。

ただ、「まずは一度やってみないと向いているか向いていないかわからない!」という人も多いと思うので、そういう場合はクラウドワークスなどで単発で仕事を受けてみたり、ライタースクールの無料講座を受けてみたりするのがいいと思います。

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